1974年12月28日、雇用保険法公布敗戦後の1947年に制定された失業保険法に変わって、雇用の促進を積
極的に行うことを目的に制定されたのが雇用保険法である。
相変わらず失業手当と雇用手当とどっちなのかわからなかったりして
いるが、どうやら“求職者給付”というのを受け取っているようだ。
このご時勢にあって、30数年のサラリーマン生活をまっとうできたと
は……日本的な終身雇用で勤められた終わりに近い世代ではないかな
どとも考えてしまう。それほどに今の雇用状況は働いている人にとっ
ても働きたい&職を探している人にとっても不透明な環境にあるよう
な気がしてならない。
とりわけ“非正規雇用”という、会社ばかりに好都合な形態がはびこ
る現状は、様々な意味で不健康であると断じざるを得ず、結果として
働く意欲を殺ぐばかりではないかと考えるものである。
何かというと終身雇用を悪者扱いにする風潮はあるが、そうした存在
が芯になっていたからこそ、日本の戦後経済が支えられていたのは、
事実であるだろうし、もっと流動的な人の流れが主流になっていたと
するなら、企業は人材の確保に汲々としていたのではないだろうか。
いずれにしても、程よいバランスで雇用事情が推移していくことこそ
が大切ではないかと思うのである。
《歴史のトピックス一覧》
posted by HIDAMARI at 00:01|
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