逍話§ベルリンを歩く(3)ライヒスターク

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1999年の秋、移転して間もない国会議事堂の内部見学をした。

ブランデンブルク門からも至近で、門と議事堂の間には東西を分ける
壁があったことを示すラインが埋め込まれている。正面から入ったの
だがけっこうな行列で、中に入るまでに20分ほど待たされた。それか
らセキュリティ・チェックを通過してエレベーターに乗り、屋上のガ
ラスドームにたどり着いた。

見下ろせば議場が広がっていて“権威好き”かつ“オープンにしたが
らない”日本の国会議員が見たら卒倒しそうな光景だと思った。日本
の国会議事堂を見学するには面倒な手続きがあるようで、もちろん行
ったことはないままである。

半球形のドームの内側には螺旋状の回廊が走っていて、これまた不思
議な光景である。ドームから屋上に出ることもできて、そこにはカフ
ェなどもあったりする。屋上からはベルリンが一望のもとに見渡せて
すぐ眼下にはブランデンブルク門やシュプレー川が、西にはオイロー
パセンター、東にはアレキサンダー広場のテレビ塔が聳えている。

“見学”を終えて議事堂前の広場に出たら、ベルリンの壁を模したと
思われる氷の壁が立っていた。そういえばこの年は、9月になっても
暑いドイツだったのだ。

【去年の今日】射話§小バクチ打ちの小市民


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