悼話§千葉馨さん(ホルン吹き)
渋谷YAMAHAや銀座YAMAHAの楽譜売場などで、何度か偉丈
夫な彼の姿を見かけた。全身で“音楽好き”だと語っているかように
思われた。
『題名のない音楽会』に出演したことがあって“どんなものでも吹け
ますよ”という千葉に、黛敏郎がそれじゃあと数mのゴムホースを渡
してということがあり、それを苦笑いしつつ眼を白黒させながら吹い
ていたという記憶がある。
故人には申し訳ないが、よくひっくり返っていたという記憶も多い。
聴き始めた頃、全盛期を過ぎていたとは思えないが、ベートーヴェン
第九交響曲の3楽章のホルンソロを盛大にはずしていたのをテレビで
見たりもしていて、ホルンが嘘偽なく難しい楽器だと知ったのも千葉
馨から。
既に鬼籍にある岩城宏之が、彼を評して“まさにガクタイ”と表現し
ていたが風貌と体躯からもそのことが頷けるではないか。
《オーケストラのトピックス一覧》
夫な彼の姿を見かけた。全身で“音楽好き”だと語っているかように
思われた。
『題名のない音楽会』に出演したことがあって“どんなものでも吹け
ますよ”という千葉に、黛敏郎がそれじゃあと数mのゴムホースを渡
してということがあり、それを苦笑いしつつ眼を白黒させながら吹い
ていたという記憶がある。
故人には申し訳ないが、よくひっくり返っていたという記憶も多い。
聴き始めた頃、全盛期を過ぎていたとは思えないが、ベートーヴェン
第九交響曲の3楽章のホルンソロを盛大にはずしていたのをテレビで
見たりもしていて、ホルンが嘘偽なく難しい楽器だと知ったのも千葉
馨から。
既に鬼籍にある岩城宏之が、彼を評して“まさにガクタイ”と表現し
ていたが風貌と体躯からもそのことが頷けるではないか。
《オーケストラのトピックス一覧》
この記事へのコメント
ならなさそうな気がします。千葉氏
の古巣N響の最近の面々、あるいは
ベルリンフィルのドールとかバボラ
クとか見ると、仮説はあくまでも仮
説のように思いますw